病気・疾患– category –
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アナフィラキシーについて
2022年8月に、アナフィラキシーガイドラインが2014年から8年ぶりに改訂されました。主な変更点として、アナフィラキシーの診断基準、アドレナリンの投与基準などがあります。 アナフィラキシーについて世間一般に広く知られるようになったのは、2012年に東... -
便秘症について
小児の腹痛で、最も多い原因は便秘です。救急外来にも腹痛を訴えて受診し、便秘の診断となる患者さんが多くいます。 便秘という病気自体は大人でもなじみ深いですが、小児の便秘には年齢ごとに特有の背景があります。便秘がおこりやすいのは離乳食開始時、... -
熱性けいれんについて
熱性けいれんは、小児科ではよくみられる疾患です。約10人に1人という頻度で、決して珍しい病気ではありません。 しかし、自分の子どもが目の前でけいれんするというのは非常にショッキングな出来事です。始めてけいれんを目の当たりにして、頭が真っ白に... -
周期性発熱について(PFAPA症候群を中心に)
周期性発熱(周期性発熱症候群)は、周期的に発熱を繰り返す病気の総称です。 2022年7月に、静岡県で3歳の女児が新型コロナウイルス感染症で亡くなるというニュースがありました。その際に、その女児が基礎疾患として周期性発熱の診断を受けていたことで、... -
胃腸炎について
胃腸炎は、風邪と並んで小児でよくみられる感染症のひとつです。多くの子どもが年に1回以上、胃腸炎にかかることがあると言われています。 胃腸炎は主にウイルスによる、嘔吐と下痢を主な症状とする病気です。ほとんどの場合はウイルスが原因ですが、細菌... -
熱中症について【熱中症ガイドライン2015を中心に】
2022年6月は、日本全国で異例の早さの梅雨明けと、それに続く異常な暑さを観測しました。それにより、熱中症で病院を受診したり、救急搬送される事例も例年より早く見受けられています。 実は、熱中症の発症リスクが最も高いのは梅雨明け前後の暑さのピー... -
小児の風邪【自然経過と風邪薬について】
こどもの熱の原因で、風邪は最も多いものです。 風邪を診断されたことのないお子さんは少ないでしょう。 一方で、「風邪をこじらせて肺炎になった」「風邪と言われていたが別の病気だった」「風邪と言われたのに全然治らなかった」という親御さんもいらっ... -
乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome:SIDS)
乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome:SIDS)という病名について、子育て経験のある方は1度は聞いたことがあるかもしれません。「元気な乳幼児が突然死んでしまう」という、病名からしてショッキングな疾患です。 SIDSについては、予防方法が...
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